身長とは

まず、「身長」とはどのように定義できるのでしょうか? 「背丈」や「身の丈」とも言われ、人が直立して測るものです。 つまり同じ足の裏から頭の先だとしても、横になって(寝そべって)測るのはなく、真っ直ぐに立って測るものであると言えます。 こうして測り方まで統一される理由は、ひとつには人間の身長が一定ではないことが挙げられるでしょう。

じつは身長は一日の間で絶えず変わり、平均的な成人男性では一日で約2センチの変化があります。 朝、起床してすぐが一番身長が高い瞬間で、それから夜にかけて少しずつ縮んでいきます。 これは、横になることで重力の影響を受けないことと、睡眠時に椎甲板が十分に水分を含んで伸びていることが関係します。 一日かけて重力によってゆっくり縮んでいき、睡眠によってまた回復するというわけです。 また、直立して髪を不用意に立たせたり固めたりしないことで、正確な身長を測ることができます。 身長が伸びて いく、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか?

人の身体は基本的に骨によって支えられていますから、身長が伸びていくということは骨が大きく成長していくことであると言えます。 一生の間で骨の数が変わることはありませんから、ひとつひとつの骨の長さ・太さが変化していくことになります。 test 骨は常に古い細胞と新しい細胞が入れ替わっており、新しい細胞の成長が増すことによって骨は大きく、太く、硬くなります。 人体には「破骨細胞」と呼ばれる、古い骨を溶かしていく機能があり、これが骨のもろい部分を除去していきます。

そしてそこに、「骨芽細胞」と呼ばれる、新しい骨になる細胞が入りこみ、新しくて強い骨を形成していきます。 しかし身長に大きく関わるのは、骨と骨の間の関節近くの場所にある「骨端線」という軟骨部分です。 骨はその全体が伸びていくというより、この「骨端線」が成長することによって伸びていきます。 大人になるとこの部分は硬くなって成長が止まりますが、子供の時期は軟らかく、時間と共に少しずつ伸びていくことになります。